仮面ライダーJ

ストーリー
その年・・・世界中を、異常気象が襲った。世紀末の地球は、危機にさらされている。何者かの意思ともいうべき邪悪な前触れの中、一人の戦士の誕生、そして戦いが始まろうとしていた!
地球に襲来した機械獣母艦フォッグ・マザー(声:佳山真梨穂)は、今まさに1000年に一度の大孵化を迎えようとしていた。祈りの儀式、そして生贄の儀式が終わった時、何万もの卵が孵化する。その時地上は無数の怪物達で覆われ、この星の命は残らず食い尽くされてしまう運命となるのだ!祈りの儀式が終わり、生贄の儀式に必要な生贄を探しに地上へと向かう、3幹部のガライ(神威杏次)、ズー(万里洋子)、アギト(栗原敏)。
フリーカメラマンの瀬川耕司[せがわ こうじ](望月祐多)が環境破壊を調査する為、キャンプを張り野営していると、心優しい少女・木村加那[きむら かな](野村佑香)が温かいコーヒーを差し入れにやって来た。その時、突如現れる3幹部。加那を儀式の生贄に選んだのだ!加那を守ろうとする耕司だったが、加那は連れ去られ、耕司もアギトにより崖から落とされ、絶命してしまう。その様子を眺めていた、巨大なバッタ・・・。
地空人[ちくうじん]。地中の奥深くで大地の精霊のエネルギーを糧として生きる者達だ。耕司は地空人の手で、蘇生手術を施され、生き返った。先程の巨大なバッタは、名をベリー(声:愛河里花子)といい、地空人の使者で、言葉を話すミュータントバッタだったのだ。地空人は耕司の地球を思う心を認め、精霊の力・Jパワーを耕司に与えた。フォッグに対抗出来るのは、Jパワーしか無い。だが地空人は地上では生きていけない為、戦う事が出来ないのだ。その頃、フォッグ・マザーの内部では・・・3幹部が生贄の儀式を始めようとしていたが、マザーが異様な気を感知し苦しみだした為、儀式を中断。原因を突き止めようと調べると、モニターに映し出されたのは、バイクに乗り走る青年であった。驚くアギト。それもその筈、その青年は先刻アギトにより崖から落とされ絶命したハズだったからだ。
山が人間により開発され、死んでいく・・・その様子を耕司が憂いていると、ベリーがフォッグの匂いを感知する。突然、柵を破壊し突っ込んでくる巨大ダンプカー。運転しているのは、アギトだ!轢かれそうになった耕司だったが、何とかダンプカーの前方にしがみ付き、運転席まで辿り着く。それに気付いたアギトの攻撃を受け、ダンプカーから叩き落される耕司。止めをさそうとダンプカーから降りてくるアギト。その姿は巨大な異形のトカゲへと変貌する!「変身するんだ、J!」ベリーに言われ、耕司の目が赤く光り・・・その姿は仮面ライダーJとなり、繰り出すパンチは一撃でアギトを遥か先まで吹っ飛ばす!アギトの長い尻尾を使った攻撃に苦戦するJ。アギトの巨大なキバがJの体に食い込む!Jはアギトの目を潰し、危機を脱する。たまらず崖の上へと逃げるアギト。Jはジャンプし、アギトの脳天へとライダーパンチを叩き込む!崖から落下し、アギトは動かなくなったのであった・・・。
アギトの死は、ズーに伝わっていた。それを聞き、「この星にアギトを倒せる者がいたとはな。面白い、少し遊んで来よう」と嬉しそうにするガライだったが、マザーはその件をズーに任せ、ガライは儀式を続行するよう、指示を出す。一方、アギトを倒したものの、かなりの傷を負った耕司は、近くにあった加那が動物達の為に作った墓を見て、出会った頃の事を思い出していた。死んだ動物達の為に墓を作る、優しい加那。その加那は、フォッグに連れ去られてしまった。加那を取り戻す決意を新たにした耕司は、バイクに乗りフォッグ・マザーがいると思われる方向へと向かう。山に差し掛かった時、深い霧が前方に広がっており、ベリーの警告も聞かず霧の中へ突っ込む耕司。霧の中にはズーが待ち構えていた。その姿を頭に羽が生えた蜂の怪人へと変えるズー。高所に吊り上げられた耕司はそこから落とされたが、Jに変身して事なきを得る。Jがバイクにまたがると、バイクはJパワーを受け、J専用のスーパーバイク・ジェイクロッサーへと形を変えた!空を飛び襲い来るズーに、ジェイクロッサーでジャンプ!ライダーパンチを浴びせる!落下したズーに連撃を与え、止めを刺そうとしたJだったが・・・地面を割り現れたフォッグ・マザーに気を取られていると、背後からズーの放った針が強襲!咄嗟に急所を庇ったものの、その右腕に針が突き刺さる!怯んだJの首を絞めながら、フォッグ・マザーへと飛行するズー。ガライの元までJを運ぶと、ズーは力を使い果たし消滅した・・・。
ガライの横で、眠る加那。「その子を返せ!」変身を解いた耕司が吼える。マザーは耕司に過去の地球を見せる。それは7000万年前の地球。まだ恐竜達の時代だ。その地球にフォッグ・マザーが襲来、大孵化を行った。孵化した何万もの怪物達により恐竜達は食い尽くされ、全滅したのだ。今再び、同じ事を繰り返そうとしているフォッグに、耕司の怒りが爆発する!戦え耕司!加那を助け、フォッグの野望を打ち砕くのだ!
感想
○仮面ライダーZOに続き、翌年公開されたオリジナルライダー映画です。監督はZOと同じ雨宮慶太。敵や母艦のデザインが、滅茶苦茶雨宮してましたね~。ライダーですが、指でJの形を作る決めポーズは、結構好きでした!真似とか、しませんでしたか(笑)?しかしこのJって、ZOにそっくり!というか、見分けつかないレベル!それもそのはず、企画当初ではZOがパワーアップした姿を描くことが予定されていたのが、諸事情により別作品として製作されちゃったからなんですねぇ。
○内容なんですが・・・主役を演じている望月祐多、何だかティラノレンジャーのイメージが強過ぎて(私だけかな?)。ティラノレンジャーが南光太郎をやっているような印象でした(笑)。
ラストは・・・
ガライに操られた加那は、夢遊病者のようにフラフラと装置の中へと進む。ガライに首を絞められている耕司には、それを止める事が出来ない。ベリーが必死に飛び回り、装置の一部である杖を倒し破壊する。糸が切れた操り人形のように倒れる加那。だがベリーもまた、ガライの一撃で叩き落され、動かなくなってしまった。
意識を取り戻した加那を閉じ込めた牢が、地下へと沈んでいく。加那を助ける為には、まずガライを倒すしかない。コブラ男へ変身したガライに、Jに変身して挑む耕司。手から光りを帯びた剣を出し、Jに襲い掛かるガライ。Jは避けるのが精一杯だ。その間にも、卵は孵化を始め、フォッグ・マザーは巨大なキャタピラで地面を走行しながら、砲門で町を破壊し続ける。ガライの剣が鞭へと姿を変え、Jの首に巻きつく!Jは先程ベリーが倒した装置の一部である杖を拾い、ガライに向かって投げつける!ガライの腹部に突き刺さる杖。ガライは手から巨大な三つ又の爪を発射、爪により顔を固定されてしまうJ。ゆっくりと、腹部から引き抜いた杖を手に、Jへと迫るガライ。何とか自力で爪を剥がしたJは、渾身の一撃・ライダーキックを放つ!ガライは目を閉じ、動かなくなったのだった。
加那を救おうと艦内を進むJだったが、触手に阻まれ身動きが取れなくなる。絶体絶命の加那。その時、Jの精霊パワーが頂点まで高まり、艦を飛び出したJの姿が巨大化を果たす!巨大なフォッグ・マザーに戦いを挑む、J。砲門からの攻撃に怯む事無くマザーに近づいたJは、ライダーパンチをマザーに叩き込む!中に捕らわれていた加那を掴み、助け出すJ。だがマザーも負けてはいない。艦の外にある顔のような部分の、目から光線を発し、Jを弾き飛ばす。倒れて苦しむJを、巨大なハサミで締め上げるマザー。さらに何本もの鉤爪(かぎづめ)をJに突き立て、苦しめる。
Jの反撃が開始される。ハサミをこじ開け、マザーの中央部に蹴りを入れ、怯んだマザーのハサミをエルボーで叩き折る。鉤爪も一本、また一本とJの攻撃を受け破壊されていく。そして止めのライダーキック!マザーは大爆発を起こした!
通常のサイズに戻ったJに、マザーから触手が伸び、艦の内部へと引きずり込む。そこにいたのは、蛇の姿をしたマザーそのもの。母艦と一体化したマザーの本体だ!爆発を始めるマザー。Jを道連れにしようとしているのだ。Jは渾身の力でマザーにライダーパンチを叩き込む!そして何とか爆発する母艦から脱出するのだった。
加那も無事だった。美しい自然を撮影しながら、耕司は、確かに「ありがとう、J」という声を聞いたのだった。遠くからJを見守るベリー。地球は救われたのだ!
○ん~。何だか盛り上がらないんですよね~。敵幹部が皆アッサリ死んじゃうし、母艦と戦う一番の見せ場が、巨大さをアピールしようとスローな動きしているから・・・かなぁ?何だか、残念。
○母艦の中に加那が捕らわれているのに、おもいっきりパンチ叩き込むとか!死ぬって(笑)!しかも手探りで加那助け出しちゃってますけど、それはちょっと難しくないですか~?!何処にいるか、明確に分かってたって事なの~?
ガライに操られた加那は、夢遊病者のようにフラフラと装置の中へと進む。ガライに首を絞められている耕司には、それを止める事が出来ない。ベリーが必死に飛び回り、装置の一部である杖を倒し破壊する。糸が切れた操り人形のように倒れる加那。だがベリーもまた、ガライの一撃で叩き落され、動かなくなってしまった。
意識を取り戻した加那を閉じ込めた牢が、地下へと沈んでいく。加那を助ける為には、まずガライを倒すしかない。コブラ男へ変身したガライに、Jに変身して挑む耕司。手から光りを帯びた剣を出し、Jに襲い掛かるガライ。Jは避けるのが精一杯だ。その間にも、卵は孵化を始め、フォッグ・マザーは巨大なキャタピラで地面を走行しながら、砲門で町を破壊し続ける。ガライの剣が鞭へと姿を変え、Jの首に巻きつく!Jは先程ベリーが倒した装置の一部である杖を拾い、ガライに向かって投げつける!ガライの腹部に突き刺さる杖。ガライは手から巨大な三つ又の爪を発射、爪により顔を固定されてしまうJ。ゆっくりと、腹部から引き抜いた杖を手に、Jへと迫るガライ。何とか自力で爪を剥がしたJは、渾身の一撃・ライダーキックを放つ!ガライは目を閉じ、動かなくなったのだった。
加那を救おうと艦内を進むJだったが、触手に阻まれ身動きが取れなくなる。絶体絶命の加那。その時、Jの精霊パワーが頂点まで高まり、艦を飛び出したJの姿が巨大化を果たす!巨大なフォッグ・マザーに戦いを挑む、J。砲門からの攻撃に怯む事無くマザーに近づいたJは、ライダーパンチをマザーに叩き込む!中に捕らわれていた加那を掴み、助け出すJ。だがマザーも負けてはいない。艦の外にある顔のような部分の、目から光線を発し、Jを弾き飛ばす。倒れて苦しむJを、巨大なハサミで締め上げるマザー。さらに何本もの鉤爪(かぎづめ)をJに突き立て、苦しめる。
Jの反撃が開始される。ハサミをこじ開け、マザーの中央部に蹴りを入れ、怯んだマザーのハサミをエルボーで叩き折る。鉤爪も一本、また一本とJの攻撃を受け破壊されていく。そして止めのライダーキック!マザーは大爆発を起こした!
通常のサイズに戻ったJに、マザーから触手が伸び、艦の内部へと引きずり込む。そこにいたのは、蛇の姿をしたマザーそのもの。母艦と一体化したマザーの本体だ!爆発を始めるマザー。Jを道連れにしようとしているのだ。Jは渾身の力でマザーにライダーパンチを叩き込む!そして何とか爆発する母艦から脱出するのだった。
加那も無事だった。美しい自然を撮影しながら、耕司は、確かに「ありがとう、J」という声を聞いたのだった。遠くからJを見守るベリー。地球は救われたのだ!
○ん~。何だか盛り上がらないんですよね~。敵幹部が皆アッサリ死んじゃうし、母艦と戦う一番の見せ場が、巨大さをアピールしようとスローな動きしているから・・・かなぁ?何だか、残念。
○母艦の中に加那が捕らわれているのに、おもいっきりパンチ叩き込むとか!死ぬって(笑)!しかも手探りで加那助け出しちゃってますけど、それはちょっと難しくないですか~?!何処にいるか、明確に分かってたって事なの~?